・・・手仕事という身体性について...
手仕事というと、「手でつくる」ことだと思いがちだけど、
花かご作りのワ-クショップでの藤野さんの動きを見ていて、
ものつくりは身体性だと再認識した。
底を井桁に組んでいく時、...
組んだ竹を立ち上げていく時、
編みあげた花かごをたしなめるように
形を整えるようす
しなやかさを持つ竹に、しなやかに対応していく手と腕。
それに繋がる筋肉と骨の動き。
素材を感じて動いていく身体。
私は、ちょっと、感動してしまった。
本来、素材の特製は身体が憶えているもの。
こういう時間を経て、出来上がったものは、
涼やかな小さな花いれ。
いのちを吹き込まれたように、存在する。